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2023.06/04 [Sun]
役所猫 其の八
落語の名作を猫さんで実演! 前回の続きです。
じっくり味わってくださいな。

待ちかねたニャ〜!
さぁ、ささみ汁、いただきますニャ・・・

昼ご飯のつもりが
晩ご飯になってしまったニャが、
まぁ、食べられるからいいとするニャ。
どれどれニャ・・・

ずずずずず・・・・
ん?
これは何ニャ?!
ささみの香りも甘みも全くしないニャよ?!

4千円も払って
待たされるだけ待たされて、
これはいったいどういう事ニャ〜?!
役所ですからそれは当たり前の事ですよ。

甘い汁は

私たちが

全部吸いましたニャ。

それはひどいニャ〜・・・

お後がよろしいようで。
この噺の元ネタは「ぜんざい公社」という新作落語で
今から100年くらい前に創られた噺が語り継がれ磨かれて
以下の形に完成しました。
ある男が「ぜんざい公社」という役所があることを知り、
ぜんざいを食べようと思い公社を訪ねた。
ところが男は住所を聞かれ、書類を書かされ、健康診断を受けさせられ、
食べる前の段取りが多い上に、各部署をたらい回しに。
大金を支払いやっとの思いでありついたぜんざいは、
味も甘味もなくとんでもない代物。
たまりかねて苦情を言うと、食堂の担当官曰く
「当方は役所ですので、甘い汁は当公社が全部吸いました」。
当時の「専売公社」の「せんばい」と「ぜんざい」をかけているんですね。
しかし100年くらい前から「お役所仕事」がまかり通っていたとは・・・
その事に驚きますなぁ〜。
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あにゃあ
すごい残念。