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2021.06/01 [Tue]
お好み焼猫 其の壱
おとっつぁん!
ん、どうしたみどり?
みどりは久しぶりに屋台を始めるニャよ!

ほほぉ~、広島人はこのロゴマークを見るとお腹が鳴るねぇ~。
ん? でもちょっと違うぞ?
広島といえばこれニャよね~。

広島風お好み焼きも今や全国区だからね。
いらっしゃいニャせ~!

おっ?!
みどり、今回はかなり本格的じゃないか?
美味しいお好み焼きを焼きますニャよ~!
いいねぇ~、威勢が良くて。
で、メニューはどうなっているんだい?

ごらんの通り、広島風お好み焼きの定番メニューニャ!
嬉しいねぇ~!!
広島風お好み焼きの成り立ちにはいろんな説があるんですが、
もっとも有力な説をここでご紹介します。
原爆の傷跡がまだ癒えない戦後間もない頃、
日本中がそうだったように広島にも闇市が栄えていました。
その中に「一銭洋食」という広島風お好み焼きの原型を売る店がありました。
戦前から存在していましたが、戦後のモノのない時代に
比較的簡単に始められることから急速に店が増えたようです。
それはお好みの生地にネギやキャベツを乗せて焼いた
当時の手軽なおやつのようなものでした。
今でもメニューに出しているお店があるんですよ。
で、その「一銭洋食」以外に焼きそばなども売っていたんですね。
店が定着してくるとお腹をすかせた男性客が
「一銭洋食」と焼きそばを一緒に頼むようになったんだそうです。
じゃぁ、いっそのことひとつにしてしまえ、
ということで「一銭洋食」に焼きそばを乗せたんです。
これが広島風お好み焼きの始まりとなりました。
ちなみに広島には「○○ちゃん」という屋号のお好み焼き屋やラーメン屋が多いのですが、
これは原爆や戦争で亭主を亡くした未亡人が
生計を立てるために開店した店が多く、
自分の名前に「ちゃん」をつけて屋号にしたためと言われています。
その後、ソバとうどんが選べるようになり、
豚バラ肉とタマゴが加わり、イカ天やエビ、チーズに餅など、
具のバリエーションは多種多様に拡がっていきました。
ただし、30年くらい前は250~300円くらいで食べられたのに
最近では700円~1,200円と
ちょっと贅沢な食べ物になってしまったのが寂しい限りです。
というわけでみどりは広島風お好み焼きの定番とも言える、
昔ながらのお好み焼き屋をやろうとしているんですよ。
で、どの店にも「スペシャル」という
「全部のせ」メニューを用意するのがお約束なんですが、
みどりもそれにならっているんですね。
じゃぁ、みどり、
オーソドックスに「肉玉そば」をお願いするよ!

へい! 肉玉そば入りますニャ~!
いいにおいがモニターから漂ってくるかもしれませんよ〜。
次回に続きます。
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NoTitle
うちの近所に、広島焼きみたいな
立派なものではないですけど
100円でお好み焼きが買えるお店があります。
時々、利用します。
具、入ってる?ってくらい具を感じられないんですけど
今時、ありがたいお店だな~って思います。