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2014.12/09 [Tue]
役者猫
え〜、
先日、菅原文太さんが亡くなりました。
高倉健さんを追うように、昭和の名優がまたひとり逝ってしまいましたね。
共に任侠映画でスターになり、
男なら誰しも憧れる俳優であったと思います。

仁義なき戦いは全シリーズビデオで繰り返し観ていました。
あの超豪華キャストの中でも全く埋もれないどころか、
特別な輝きを放っていた菅原文太という役者は
さすがだなぁ〜と思いましたね。
健さんももちろんそうなのですが、
超一流のスターの輝きを放っていたように思います。
ただどうなんでしょう?
あたしは演技力だけを取り上げたら、
正直それほどの役者だとは思いません。

ではなぜあれだけの人気を獲得できたのか?
それはやはりあの抜群の「存在感」だと思うのです。
健さんは自分でもおっしゃっていましたが、
基本的にふたりとも絵に描いたような「不器用」。
でもそれが良いんです。
今の役者さんは皆んな演技が上手。
まぁ、プロの世界ですからね、当たり前ですが、
往年の大スター達と比較するとやはり存在感に欠ける。
また、健さんも文太さんも
あの絵に描いたような朴訥さ、純粋さが
その存在感に、えも言われぬ親しみを纏わせていて、
昭和の日本男児の理想像を
観る者に感じさせたのだと思います。

もうあのような役者さんは二度と出てこないでしょうし、
また映画・芸能界もあのような資質の人間を
スターに祭り上げることも無いでしょう。
昭和は遠くになりにけり・・・
銀幕の大スターのご冥福を、
心よりお祈り申し上げたいと思います。
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NoTitle
そしてまた、昭和が遠ざかって行きますね。。。
ちょっとしんみり。