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2014.11/09 [Sun]
軽音楽団猫
え〜、
唐突ですがあたしの学生時代の夢はミュージシャンでした。
小学校低学年の頃から兄の影響で
ビートルズや井上陽水、かぐや姫で音楽に目覚めました。

高校入学と同時に、
小さい頃から憧れていたフォークギターを両親に買ってもらい、
ギター部に入部し、
それはもう一所懸命練習しましたね。
半年くらいで簡単な曲であれば弾き語りも出来るようになり、
無謀にも音楽室でクラブ仲間とコンサートを開催。
一年後には体育館でコンサートを開くようにもなりました。

私の通っていた高校は公立の歴史の浅い新設校・・・。
歴史ある学校に負けない校風を創ろうと風紀にも厳しく、
フォーク、ロック、ニューミュージックなどは
不良のやる音楽、という風潮が先生方には強く根付いていました。
ブラスバンド部や合唱部はもてはやされるのに
あたしが所属するギター部は冷遇・・・。
その逆風がさらに音楽熱を高めたのかもしれません。

ステージで歌い、
拍手と歓声に酔いしれることに完全に魅了されたあたしは
当時憧れていた、井上陽水とかぐや姫の故郷である九州、
博多のとある大学に進学、入学と同時にバンドを結成し
路上ライブやライブハウス等でステージを重ねていきました。
高校の頃とは違い、若者の音楽に理解のある環境を得て
まさに水をえた魚状態でしたね。

自分でも実力がついたと思い、とあるコンテストに仲間と参加。
自信満々でステージに上がりましたね。
でもその時に打ちのめされました・・・。
自分たちと同じくらいの実力を持ったバンドなどいくらでもいるんです。
それどころか、ほぼプロと言ってもいいバンドがウヨウヨ。
しかも彼らの音楽に取り組む姿勢がハンパじゃない。
生活費と楽器代を稼ぐために昼夜バイトに明け暮れ、
寝る間も惜しんで練習練習また練習・・・。
「この世界で食えなければ自分の生きる路はない」
その必死さがもの凄い迫力で音楽に乗り移っていました。
親から仕送りしてもらい、大学でぬるま湯に浸かり
のほほんと音楽を楽しんでいた自分たちとは所詮土俵が違っていたのです。
ちなみのその頃、九州からあのチェッカーズがデビューしています。
あのような勢いのあるバンドが博多には山ほどいました。

別に音楽をなめていたわけじゃないですけどね。
そのとき以来、音楽で生きていくことはすっぱりとあきらめ、
本分であるデザインの路へ進むために勉強に打ち込むこととなりました。
あの頃を想い出すと今でもちょっと恥ずかしくなります。
でももし彼らに刺激されて、
全てを捨てて音楽に人生を架ける選択をしていたら
今頃はどうなっていたかな? と思うこともあります。
当時バンドを組んでいたドラムとキーボードの友達は
大学卒業後上京しプロを目指しました。
が、浮かび上がることは出来ず、スタジオミュージシャンをやっています。
でも大好きな音楽に関わることが出来て幸せだと思いますね。

今はほとんどギターを手にすることもなくなりました。
アコースティック2本、エレキ2本。
いつでも弾けるようにメンテナンスは欠かしていません。
ギターを抱えると、今でもステージの興奮が蘇るのです。
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NoTitle
別の得意なことで生きながら
好きなことを続けていくもの素敵だと思うのです。
「いつでも弾けるようにメンテナンス」に感動しました。
あきらめるんじゃなくて違う形で続いていくんですよね~。
ちなみにあたくしも博多のとある大学に通いましたが
まさか同じじゃないですよね~?