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2013.09/03 [Tue]
役所猫 其の八
落語の名作を猫さんで実演! いよいよ最終回です。
じっくりと味わってくださいませ。

おぉ〜!
待ちかねたニャよぉ〜!

みどりは猛烈に感動してるニャ!
全財産を使い果たし、
昼ご飯のつもりが晩ご飯になってしまったニャが、
それも美味しいささみ汁をいただくための布石ニャ!
いただきまぁ〜すニャ!

んぐっ、んぐっ、んぐっ・・・
!!!!!!
何ニャ、これは?
ささみの風味も香りもしないニャよ?
第一、ささみの甘みがまったく無いニャ!

こんなものを飲むために
ここまで苦労して来たニャか?!
これはいったいどういう事ニャ?!
それはお役所ですから当たり前です。

甘い汁は

私たちが

吸いましたニャ。

・・・4,000円、返してニャ・・・

お後がよろしいようで。
この元ネタとなった噺は、今から100年ほど前に原作が創られ、
半世紀近くの時を経て練り上げられた「ぜんざい公社」という新作落語です。
とある男が「ぜんざい公社」なる役所の存在を知り、ぜんざいを食べようと公社を訪ねます。
ところが、男は住所を聞かれ、書類を書かされ、健康診断を受けさせられたり・・・
窓口対応がことごとく形骸化した書類・捺印主義で、各部署でのたらい回しにあいます。
大金を支払いやっとの思いでありつくぜんざいは、旨味も甘味もまったくない代物。
さすがに苦情を言うと、食堂の担当官曰く「当方は役所ですので、甘い汁はこちらで全部吸いました」。
今も昔も変わらないお役所仕事を皮肉った、実に落語らしい名作です。
また機会があれば、落語の名作を猫さん達に演じていただこうと思います。
長々とおつきあいいただき、ありがとうございました。
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