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2011.03/26 [Sat]
お好み焼き猫
さて、Twitterでもつぶやきましたが、
先日、営業活動も兼ねて取引先の方々と一緒に
オタフクソースが3年前にオープンした
「お好み焼館 Wood Egg」へ
お好み焼館見学&お好み焼き教室に行ってきました。
そういえば以前、みどりがお好み焼きの実演をしていましたよね。

おとっつぁん、お好み焼きを焼いたニャか?
うん、先生に指導して貰ってね。
上手に焼けたか心配ニャ!
ははっ! おまえに心配されるようじゃなぁ~。
てなわけで、広島風お好み焼きを自分で焼いて食べてきました!
実習室はこんな感じ・・・

鉄板の茶色くなっているところが高温、
銀色のところは低温となっていて
両方を上手く使い分けながら焼いていくのです。
大きなヘラ2本で焼いていきます。

最初の難関、低温の鉄板で
生地を出来るだけ薄くのばして焼きます。

これがなかなか難しいんですよね。

一朝一夕には出来ないニャ!
そうだね、みどり。

キャベツをたっぷり、天かすにネギをトッピング。

もやしを乗せ、魚粉を振りかけます。

豚バラ肉、つなぎの生地を垂らして、ラードを乗せます。
さて、ここで広島風お好み焼きの醍醐味、
お好み焼きをひっくり返します。

ここが腕の見せ所ニャ!
と、みどりは言っておりますが、
わりと簡単にひっくり返せましたww

豚肉をしっかり焼くために高温の鉄板に移動し、
低温部分で麺に専用のタレをかけて軽く炒めます。
麺の上にお好み焼きを乗せたら
高温と低温の間の鉄板にタマゴを落とし
黄身をつぶしてお好み焼きと同じくらいの大きさにのばします。

で、その上にお好み焼きを乗せます。

そして再度ひっくり返すとこんな感じに。

これを見た隣の先生が、
「お上手ですね、どこかで焼いてました?」
とのお褒めの言葉!!
しかし、自分でもビックリするくらい
上手く焼けたと思いました。

ソースを塗って、海苔をふりかけたら完成!
ど~です! なんとも旨そうでしょう?

断面もいい感じ。
最高に美味しいお好み焼きでした。
が、食べていて思ったのは生地の厚さ。
自分で焼いたのは明らかに生地が厚い。
そこがプロと素人との差なんだと思いましたよ。

それが解っただけ立派ニャよ!
なに生意気なことをww
このあとお好み焼館を見学しました。
昭和30年代の広島のお好み焼き店を再現。

自分が広島に来たのが昭和45年ですが、
当時もこんなお店が至るところにありました。
懐かしいなぁ~。
おたふくソースの旨さの秘密。

ナツメヤシです。
これがあの独特の甘さを引き出しているんですね。
食べてみましたが、意外にあっさり。
大きな干しぶどうの酸味がない感じといえばいいかな。
最後はソース工場を見学。
生産ラインからできたてのソースをお土産に貰いました。

できたてで熱々だったんですよ。
50℃くらいはあるそうです。
広島でこういうお好み焼きが発展した理由・・・
オタフクソースの方に聞いたのですが、
戦時中の広島は軍事都市で重工業が発達していたので
鉄板や石炭が他の地域に比べて入手しやすかったこと。
また、戦後、原爆を投下されたことで
アメリカからの支援物資(小麦粉など)が豊富だったこと、
等が理由としてあげられるそうです。
戦争・原爆で主人を亡くした女性が
生計を立てるためお好み焼き屋を始めたのが
今の広島風お好み焼き屋の始まりだと言われています。
なので店名も「みっちゃん」など女性の呼び名が多いのです。
日本人は幾度となく逆境をバネにして立ち上がってきた・・・
そんなことを改めて実感しました。
というわけで非常に有意義な体験でした。
いやぁ~、広島風お好み焼きって本当に素晴らしいですね!
やらいちょうの生態がのぞける別館です→一期一画
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NoTitle
ナチュラルな甘さ....なるほど、あの味かあ。
って思いました。
それにつけてもなんてうまそうな...
倒れそうです。
私なにをかくそう広島焼きはまだ一度もたべたことなくて...
関西にいたから関西バージョンはたっぷり経験あるのに残念無念。
これ、いつも美味しそうだなあって思いながら...
ああ、落ち着いたら作るか食べに行きたい!って思いました。
逸話も感動的ですね。