Entries
2011.01/29 [Sat]
廣島飲吉会 酒蔵見学篇
廣島飲吉会レポートです。

さて、先週の日曜日、あたしの友人が杜氏を務める酒蔵、
「旭鳳」に酒蔵見学に行きました。
今回はレイパパさんに加え、あたしの義弟(嫁の弟)も参加しました。

比較的こじんまりとした小さな酒蔵ですが、
5~6年前にあたしの友人が杜氏になってから
全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、
それ以来、広島の酒好きの間で年々評判が高まっているのです。

これが杜氏の板木氏。
元カメラマンという変わり種で、
その頃にあたしと一緒に仕事をしていたのが縁で
今でも付き合いが続いているのです。
最高級品といわれる酒米「山田錦」。

まん丸になっているのは酒の雑味につながる
蛋白質・脂肪が含まれる部分を削っているためで、
これはまわりの60%を削り落とし、精米歩合40%です。
この米から最高の大吟醸酒ができるわけですね。

蒸されたお米が並べられています。

米麹です。
まさにカビの生えたお米ですねww
仕込みタンクの中・・・

お米が何やらぶつぶつしゃべっておりますww
こうなるとあの独特の良い香りが立ち上ってきます。
もう、酒好きには堪えられない香りですね~。

大きなタンクがいくつも並んでいます。
仕込まれた順に並んでいて、それぞれ発酵具合が違うので
ひとつひとつ説明を受けます。


これが搾り機。

上からパイプで流し込み、
奥の方からものすごい圧力でアコーディオンのように圧縮していきます。
杜氏の背中越しにあるのがアコーディオン状の「層」になっていて、
ここにあの板状の「酒粕」が残るようになっています。

絞りたての日本酒は緑色なんだそうです。
この後いくつかの工程を経て行くうちに
だんだん透明になって行くのだそうです。
試飲させてもらいましたがレイパパさん曰く、
「酸っぱいスパークリングワイン」まさにそんな感じ。
まだ発酵の名残が残っていて「微炭酸」風なんです。
ちなみにこれは吟醸酒ではなく普通酒でした。
そしてお楽しみの試飲。

左はなんと「こしひかり」を使って仕込まれた酒。
食用米は粘り気が強いので
米を冷ましたりする作業が大変だとのこと。
ま、これは邪道なんですけどね、
蔵が「シャレ」で作っているようなものです。
右が「八反錦」という精米歩合60%の米で仕込んだ絞りたての原酒。
発酵の名残の残った実に旨い酒でした。
で、なんと、これを一升もらって帰ったのです。
では、ということで我が家でレイパパさん、
義弟、義母も交えて大酒盛り大会!
その日のうちに一升瓶は空になりましたww
しかも写真を撮り忘れるという失態!
かろうじて「携帯百景」で撮った写真を2枚ご紹介します。


あかねは初対面からレイパパさんに馴染んでいました。
でもみどりはやはり隠れたまま。
でも意外にも途中から出てきてレイパパさんを観察。
最後は嫁に抱かれていたものの至近距離で撮影もできました。
やはり猫好きオーラをレイパパさんが発していたんでしょうね。
実に楽しい宴でした。
やらいちょうの生態がのぞける別館です→一期一画
※画像の無断転載を禁じます。
※コメントへのご返事は一括でさせていただいております。
また、皆様のブログへのコメントも不定期にさせていただいております。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
面白いと思われた方
応援よろしくです!
↓


どうかごひいきに!
写真加工のご相談、ネタのご提供大歓迎です!
スポンサーサイト
NoTitle
こうして手間暇かけて出来たお酒はゆっくり味わうに限りますね。
こんなお酒に出会えるなんて羨ましい限りです。
そして気の合う友人と一緒に飲めることが何よりですね。
2ニャンとのこと、レイパパさんのブログでも拝見しました。やっぱり飼い主さん同士が仲が良かったり、猫好きな人だったりだと、猫さんたちも感じるんですね。