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2017.02/26 [Sun]
個人的噺
え〜、
部録ではあまりプライベートなことを綴らないあたしですが、
本日はちょっと綴ってみたいと思います。
みどりとあかねとの別れ、
そして今に至るまでの経緯をお話しさせていただきます。
長文になりますし、いたって個人的な噺になりますので、
「やらいちょうのプライベートに興味はない」
「そんな面白くないネタに付き合わされても・・・」
と思われる方も多いと思いますので、
スルー、またはコメントなしでよろしいですからね。
さて、東京で就職して早、一月半、
都心への通勤にもかなり慣れ、
平日は帰宅が深夜に及ぶ生活にも馴染んできました。
自分で決めて選んだ道、何一つ後悔することはありません。
思い起こせば2年ほど前、
離婚が決定的となり別居、みどりとあかねは元妻の元に、
クロはあたしの元で暮らすことになりました。
1年半にも及ぶ協議を重ねている間、
辛く寂しい日々が続きました。
会社の業績も今ひとつという中で、何から何まで八方ふさがりな状況。
支えになってくれたのは何よりも東京の両親。
しかし、いかんせん距離が離れています。
現実問題、あたしを励まし、勇気づけてくれたのはクロでした。
寂しそうにしていると、頬を摺り寄せて優しい声で語りかけてくれました。
「おとうさん、僕が付いているよ」そう言っているように感じました。
今、こうしてあたしが頑張れているのは、クロのおかげかもしれません。
定期的に東京に出かけて、両親の顔を見て、
「頑張らなきゃな」と広島に戻るとクロが優しく迎えてくれる。
そんな生活が2年ほど続きました。
全てがクリアになったタイミングでクロと上京。
両親とクロとの生活が始まりました。
一から出直しですね。
ありがたいことに両親は健康で、経済的にも問題はありません。
周囲の人は「お父さんとお母さんは、息子さんが来てくれて心強いですね」
などと言ってくれましたが、それは全く逆のように思えました。
心強かったのはあたしの方だったと思います。
東京に引っ越してきて、しばらくは「水」に馴染むため、
のんびりしようと思っていました。
考えてみれば、家は両親の持ち家、
光熱費や食費などもあたし一人が増えたからといって
増加分はさほどでもないですし、
広島のいっさいがっさいを引き払ったので
いくばくかの蓄えもありましたから・・・。
しかし一月経ったあたりから
なんだか虚しさに拍車がかかってきました。
私生活では何の不満もありません。
両親と暮らせてクロもいてくれます。
近所には兄の家もありますし、ブロ友たちともいつでも逢える。
でも・・・
世の中から必要とされていないように感じたのです。
ハローワークには定期的に通っていましたが、
社会不適合者の烙印を押されたような、情けない感じ。
早く仕事に就きたいと考えるようになりました。
ご存知の方も多いと思いますが、あたしは広告制作のデザイナー。
その経験を生かすことが就職への近道。
ただ、そんな会社があるのはやはり都心。
地方都市出身の、しかもいい歳のおじさんに務まるのだろうか?
自問自答の日々でした。
配偶者なし、扶養家族なし。
あ、クロがいましたねww
でもクロ一人ぐらい養うのはなんでもないこと。
そんなにあくせく働かなくても、
近場でそれなりの仕事で、そこそこの収入で十分では?
そんな気持ちで求人票を閲覧していました。
でも・・・
なんか虚しいんですね。
それが本当にやりがいのある仕事なのか?
悩んだ挙句、選んだ数社は都心のデザイン関係の業務。
年末に一斉に応募書類を送りました。
年が明けて仕事始めの日、
1社から電話がありました。
「代表が直接お会いしたい」
え?
その時はその言葉の重さをあまり理解していませんでした。
二日後に面接に行くと、代表が登場。
応募書類にあたしの作品集を同封していたのですが、
それを最大限に評価していただいたようなのです。
自社の未来について熱く語ってくださり、
「ぜひ我が社の力になってほしい」
デザイン室のマネージャーとして若手デザイナーを指揮してほしいと・・・。
急成長著しい、創業20年のベンチャー企業でした。
社長が学生時代に起業したその組織は
秋にマザーズ上場を控えたまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若い会社。
一回り以上若い社長があたしを必要としてくれている・・・。
これはもう何も迷うことはなかったですね。
東京のど真ん中で、最先端のベンチャー企業で働ける!
頭の中のモヤモヤは一気に晴れていきました。
でも、世の中はそんなに甘くありません。
入社早々驚いたのはそのスピードの凄さ。
目の前を猛スピードで仕事が駆け抜けていきます。
同じデザイン室の、あたしの娘ほどの歳のスタッフたちが
テキパキと業務をこなしていきます。
同じデザインとはいえ、
やはり世界が違うとその「勘所」も違います。
デザインを若いスタッフに教えようと思っていた自分が
逆に仕事を教えてもらう始末ww
「こりゃえらいことになったな!」という感じでした。
でも逃げるわけにはいきません。
あたしを応援してくれる両親や兄の家族、
もちろん可愛いクロのためにも。
ブロ友もLINEで励ましてくれます。
「やらさん、(あたしはこう呼ばれてますww)みんな心配してるよ
あまり無理はしないでね」
嬉しいじゃないですか。
いつまでこの会社で働けるかわかりません。
でも行けるところまで突っ走るつもりですよ。
家族や友達を裏切るようなことはしたくありませんから。
忙しい毎日の中でも
朝食後のわずかな時間と
通勤電車の中から、皆さんのブログに訪問させていただき、
できるだけコメントも入れさせてもらってます。
ウィークデーの数少ない楽しみとなっております。
ただ、時間が限られていますので
ごく短いコメントしか残せないのが申し訳ないです。
部録もこの7月で10年となります。
家族やクロの次にあたしを支えてくださっているのは皆さんです。
これからもできるだけこの部録は続けて参ります。
どうぞ皆さま、これからもご贔屓に!
やらいちょう
※画像の無断転載を禁じます。
※コメントへのご返事はお休みさせていただいております。
また、皆様のブログへのコメントも不定期にさせていただいております。
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NoTitle
でも、その上で積み上げた現在なのだから、自信をもって進んでくださいね(^^)
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